一目 東京友禅 小倉隆

日本の代表的な染め工芸のひとつが「友禅」です。手書き友禅は紙に図案を描き、それを基に白生地へ柄を手描きしてゆきます。​糊を使うのが特徴で、染料のにじみを防ぎ、動植物や風景を華やかに描くことができます。

手描き友禅は、一反の白生地から一枚の着物が完成するまで20以上の工程があります。友禅さしの職人としての小仓隆さんが、友禅さしとの出会いを語ってくれました。彼は着実に伝統的な技術を身につけた上、服装のデザインも重視しています。都市の中でインスピレーションを探し、伝統と現代を完璧に融合させます。